わきやよしすけが語る学習


 三現の実行

 三ムの実行

 三力和合

 20%原則

 3・7・10の行動

 整理・整頓・始末

三力和合

協力の「協」という字を見ると、力という字が三つ重なっています。三つの力が融合し一つになると、そこから大きな力に変化し新しい力が生れます。そのことを「協力」と言い表しています。「三力和合」という意味もそうした内容と同じだと考えて間違いありません。

「三力和合」という言葉は、修行していた幼少時代に教わった仏教思想から生れたものでありますが、社会にも、この三力和合の中で物事が動いていることも現実であります。私はこの教えは、人間が努力する上で、最も正しい努力の姿としてとらえてまいりました。

三力和合説を拡大解釈して、教育現場や社会現場に当てはめると以下のようになります。
仏教的解釈 教育的解釈 社会的解釈
1、 仏力(仏の威徳と慈悲) 1、両親・先生・指導者 1、各組織のトップ
2、 経力(仏の経文や教え) 2、家庭教育・学校教育 2、法律・業務規則・事業目的
3、 信力(信仰する人) 3、子ども・学生 3、国民・組織員・社員
                 
           
1、の項目は、トップに立つ両親・社長・権力者・指導者等々でありますが、これらの方々には家庭での育成力、社会での指導力、経営能力、統率力は勿論のこと必要ですが、さらに大事なことは、健全な常識を備えた「豊かな心」をもった厳にして慈愛のある人格者でなくてはなりません。

2、の項目は、家庭での教育やしつけ、学校では校訓、教育に用いられている教科書や教材、または学校の規律や規則などです。社会では国家の法律と組織や会社での規則、または事業目的などのことです。

3、の項目は、子ども、学生、国民、組織員、社員というようにトップや管理職でない人々のことであります。
 1,2,3、にはこのような内容をもっています。自分自身の立場に立って当てはめてみてください。

例えば1、の立場である、教師という指導的立場では、子どもの素質を云々する前に、自分の人格を問うことが先決です。また、社長であれば、経営の不振や社員にあれこれ言う前に、自分自身の経営能力と人格を問うことです。家庭では子どもの悪行をとやかく言う前に、親としての厳にして愛なるかを見つめなければいけません。

2、 の原理原則については、子どもの育成、児童や学生の教育、社員教育などのとき、指導的立
場にある者は、我見や個人的思想などを捨てて、法律や規則、教科書、それぞれの立場としての常識、または人間的常識、正しいマナーなどの原理原則に従って教えているかということです。

3、 の習う立場としては、親のこと、上司や社長のことを信頼して素直に意見を聞いて行動をし
ていますか、を自問自答して自分を正しなさい。また、行動も起こさないで、とやかく理屈ばかり言っていないで先ず行動しなさい。或いは、家庭の決め事や会社での規則、国の法律などを守って適正で合法的に生活しているかなど、習う者としての意識を正しています。

三力和合とは、こうした1,2,3の一つ一つの項目内容に責任をもち、さらに三つを、適正に融合させて一つの力に変えることを「三力和合」といいます。一つ一つの力がバラバラでは何の意味もなく、また大きな力にはなりません。

例えば、子ども、学生、社員、それぞれが立派に成長しておれば、「三力和合」に叶っています。そうでなくて気になることがあれば、「三力和合」について分析し正し、改善する必要があります。

努力しているのに目的が叶わないのは、努力が自分勝手になっていて「三力和合」になっていないからであります。正しい努力の姿は「三力和合」であることを肝に命じておいてください。
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