わきやよしすけが語る学習


 三現の実行

 三ムの実行

 三力和合

 20%原則

 3・7・10の行動

 整理・整頓・始末



三現の実行
「ムダ」「ムリ」「ムラ」のことを「三ム」といいます。三ムを実行すると、物事はバランスよく適正におさまることになります。

NHKの「プロフェッショナル」番組で、240億の赤字の半導体製造会社を、一年で500億の黒字にしたという経営者坂本幸男さんの対談がありました。そのなかで語っておられたのが、先ず在庫のチェックと製造ラインでの半製品として残っている問題に「何故残っているのか」といった「ムダ」の改善を、現場の人と話し合って第一番に手がけたと話しておられました。

また、ムダな会議は禁止する。「会議は1時間」と決めている。会議に出て、「それは何ですか」といった質問をする人は会議にでる資格はない。「本来知らないことは知っていなければいけない」という、つまらない質問は時間のムダになる。会議に出る前に、すべてを理解した中で前向きに進めることが会議の重要なあり方だ、と話しておられたことが印象に残っている。

私も会社運営の相談を受けた折は、いつも「在庫管理」と「仕入管理」を徹底するようにすすめてきたものでした。だから、このことが手にとるようによく分ります。実施したところは伸展するが、実施しないと何時かは必ず破壊していきます。

このように先ず「ムダ」を無くすことは、重要な課題であり徹底しなければいけない。利益、利益と追い求めるよりも、「ムダ」を無くす方がどれだけ利益に貢献できるかをしらなければいけない。「利益を求めるよりは、損失を出さないことである」といわれるのも、「ムダ」をはぶくと同じ意味があります。

「ムリはするな」といわれるように無理も絶対禁物であります。ムリとはどの程度のことをムリというのかと言いますと、無理とは、字が示すように「道理に無いこと」ということです。即ち、道理に合わないということです。

例えば、百万円を貯めて持っているとします。友人が来て「百万円貸してくれ」と言われて、「困っている」と思って貸したとします。これは「無理」となります。

人にお金を貸す規準はあります。余剰金の三分の一迄でしょう。生活費以外の余剰金の三分の一です。だから、余剰金が百万なら三十万迄です、しかも、もし返済されなくても諦めがつくという心構えがなくてはいけない。「人にお金を貸すときは、与えたと思え」といわれるのはそのことです。分相応というように、何ごとも身分に過ぎたことは「ムリ」ということですから、「いい格好」で人生はすごしてはいけません。金銭貸借は、元々銀行のプロが取り扱う業務ですから、「ムダ」とはこのように「道理に合わないこと」です。ムリには、「金銭」「精神的」「健康」「飲食」「交際上」など色々ありますから注意しなければいけない。

「ムラ」とは一貫性がないことです。はじめは「よ−し」と思って元気よく出発するのですが、直ぐに諦めたり、いやになったり、他に理由をつけたりして止めて続かないことです。ムラにも精神的なムラ、行動のムラがあります。よくいう「お天気者」というのは精神的な「ムラ」でしょう。「昨日はした」が「今日はしない」のは行動のムラであります。「ムラ」は大きな欠点となり、多くの人の信頼度が薄らぎますから注意しなければいけない。

「ムダ」「ムリ」「ムラ」の三ムは、幸せの障害物であります。また、すべての達成への障害となるものですから、三ムは速やかに取り除くことが大事です。   
Copyright 2007 Wakiya no DOUGAKU All rights reserved