わきやよしすけが語る道学


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循環の法則
私達が住んでいる地球そのものが「循環の法則」のなかで活動しています。太陽系に存在する惑星は目に見えない引力によって公転しています。地球も公転しながら自転していますから、その中で朝・昼・夜が生じて、360日という一年間の月日の運行があります。その一年間の運行の中に春夏秋冬の四季の変化が起こります。このように地球は、大宇宙の自然界の一定の循環法則の中で活動を持続しています。

また人間も、こうした大宇宙の循環の法則に支配されながら、地球上に生を受け、生・老・病・死の一生を過ぎ去って行きます。人間だけではなく生命が存在する動植物のすべては、この循環の法則に支配されながら活動をしています。酸素を吸い炭酸ガスを吐き出す呼吸作用の働き、また体内機能には食べた物は自然排出する働きがあります。あるいは動脈から静脈へと流れる血液が循環する作用もあります。こうした生命をたもつための循環作用があり、これこそが生命維持の根源であります。
 
仏教では循環の法則を「十如是」という論法で説明をされています。いわゆるこれは因果の法則でありまして、原因があるから結果があるということ、一般的には「因果応報」という言葉をよく使いますが、物ごとが失敗したり、または成功するのはそれなりの原因がある。ということであります。今日の結果が、明日への因となり、その因によって、また次への結果をつくりだす。こうした目の前の昨日・今日・明日の三日間の中での出来ごとも、循環作用の法則によって支配されていることを認識することも大事なことであります。

目の前の三日間を、過去、現在、未来、の循環法則として捉えて行動することができれば、今日一日の生活がどれほど大切な一日になるかを悟ることができます。その大切な今日一日の行動実績は、一個の点となってあらわれます。その点は、誕生のとき(過去)からの行動の積み重ねによって生じた点でありま。さらに、そうした一個の点がつながって、一ヶ月、一年、十年という.一つの線としてあらわれてまいります。

今自分が立っているのは、二十歳とすれば、二十年間というその線上の先端に立っているわけであり、三十歳であれば、三十年間という線上の先端に立っているわけであります。こんな教えを聞いたことがあります。「自分は、どんな過去であったかを知るには、今の自分がそれである。将来はどうなるのかと問えば、今の自分がそれである」と教えられたことがあります。

「今」という中に、自分の過去の姿を知ることができる。また、これからの自分の将来も予測することができというものです。「そんな簡単に…」と言うかも知れませんが、人生はそんな難しいものではありません。「今日」という中にすべてがあるのです。「今」という中にすべてがあるのです。この「今」が、次から次へと循環していくのです。

四季循環の法則のように、好むと、好まないにかかわらず、一年間という循環軌道があり、その軌道が一つの点として、十年の循環軌道、二十年の循環軌道があって成り立っていると想像してください。循環の法則は人間の力では修正することはできません。だから、いつ何が起こっても心配なく対応できるように、「今が大事」に行動すること以外に、幸せ・成功・達成への道はありません。これが循環の法則であります。   
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